<世界バレー2010女子:キューバ3-2イタリア>◇2次リーグF組◇10日◇日本ガイシホール

 米国と準決勝進出を争うイタリアは、2勝4敗と不調のキューバと対戦。イタリアは試合前の時点で米国と同じ2敗だが、得点率で劣るため、準決勝に進むには勝つだけでなく、大差をつけなくてはならなかった。その厳しい条件が焦りを誘ったのかもしれない。イタリアは第1セットを大差で取ったものの、第2セット、先にセットポイントを握りながらミスが出て逆転された。第3セットを取り返すも、キューバの攻撃力とジャンプサーブに押され第4セットを失う。第5セットもキューバのカルカセスを止められず、大接戦の末敗れた。

 イタリアのバルボリーニ監督は試合後「2セット目以降キューバのブロックが素晴らしく、得点するのが難しかった。我々はサーブがよくなかった。サーブは今大会の我々の弱点でもある」と無念そうに語った。この結果、米国がF組2位で準決勝に進出し、イタリアは5-8位決定戦に進む。