今夏の甲子園に出場した常葉学園菊川の堀慶一朗二塁手(3年)が15日、国士舘大21世紀アジア学部のスポーツ推薦入試に合格した。来春から硬式野球部に所属し、社会人やプロ入りを視野に成長を目指す。この日、合格を確認した堀は「やっと野球に集中できます。しっかり気持ちを入れてやらないといけない」と気を引き締めた。

 国士舘大は東都大学リーグ2部に所属し、多くのプロ選手を輩出してきた強豪だ。昨年は常葉学園菊川から増田来希捕手、山田裕介投手、鈴木崇良内野手(いずれも21世紀アジア学部1年)が進学しており「高いレベルでやりたかった。先輩もいるので心強いです」と強調する。「守備には自信があります。アピールしていきたい」という堀。今夏の県大会は打率4割4分4厘、2本塁打と打撃でも実力を発揮した。「入学した当時は、みんなすごくて不安でしたが、このメンバーでレギュラーをとれたことは自信になりました」。まずレギュラー奪取へ、堀の挑戦は大学でも続く。

 ◆堀慶一朗(ほり・けいいちろう)1998年(平10)12月28日、函南町生まれ。函南東小3年から函南少年野球クラブで競技開始。函南東中では三島リトルに所属。常葉学園菊川では2年夏から背番号4。右投げ右打ち。172センチ、64キロ。血液型はO。