日本高野連は22日、大阪市内で定例の審議委員会を開き、硬式野球部員7人が建造物侵入の疑いで書類送検された仙台育英高(宮城)について厳重注意としたと発表した。今夏の全国選手権大会宮城大会の選手登録は認められ、出場は問題ない。

 日本高野連に報告を行わなかったとして、宮城県高野連も厳重注意となった。日本高野連の西岡宏堂審議委員長は「過去の例で3、4人の不法侵入では注意、5人以上は厳重注意にしてきた」と説明した。

 日本高野連によると、3年生部員3人と2年生部員4人の計7人が、4月に宮城県内の無人の書店に侵入して逮捕され、6月に書類送検された。

 仙台育英高は当該部員を自宅謹慎処分とし、被災地でのボランティア活動を行ったという。西岡審議委員長は「大変な時期に興味半分で軽率な行動をとったことは問題」と話した。