<広島3-4横浜>◇20日◇マツダスタジアム

 横浜先発の加賀繁投手(25)が、2試合連続で「痛恨の5回」を味わった。2-0の5回。2死からこの日初めての四球を出すと、岩本に同点2ランを浴び、さらに3連打で勝ち越しを許した。あと1回を抑えれば勝利投手の権利を得たが、結局5回3失点で降板した。先週の巨人戦でもリードしながら5回2死で降板と、5回が壁となっている。「今日は立ち上がりから意識して低めに投げることができました。でも、5回は勝負を急いでしまいました。調子は良かっただけに残念です」と話した。

 6回からの継投策も決まり、連敗は3でストップ。ホッとした表情の尾花監督だったが「2死からの四球から突然崩れて。それまで、あんなにいい投球をしていたのに。ああいうところは、何なんだろうな」と、先発を託している以上、もう一踏ん張りを期待した。

 [2010年8月20日23時6分]ソーシャルブックマーク