元巨人投手で、球団の編成調査室職員を務めていた水沢薫氏が、1月10日午前0時22分、肝不全のため都内の病院で死去した。48歳だった。

 水沢氏は1965年2月18日生まれ、秋田市出身。秋田商から河合楽器を経て、86年ドラフト2位で巨人に入団した。92年に現役を引退後、95年から06年まで巨人のトレーニングコーチを務めた。その後ジャイアンツアカデミーのコーチを経て、08年から運営部1軍監督付となり、原監督のサポートに尽力。世界一となった09年のWBCにも帯同した。

 秋田県人らしい温厚で誠実な人柄で、原監督の信頼が非常に厚く、いつもそばに寄り添って献身的に支えた。選手、関係者からも同様に慕われ、体調が優れず13年に現場を離れてからも心配する声が多かった。

 通夜は16日午後6時から、告別式は17日午前10時から、新横浜総合斎場(横浜市港北区新横浜1-7-5電話045・472・5550)で行われる。喪主は妻・美由紀さん。