オリックス村山良雄球団本部長は23日、再契約を目指していたタフィー・ローズ外野手(41)について「もうこちらからオファーはしないつもり」と話し、退団が確実となった。このまま他球団からのオファーがなければ現役引退の可能性もある。昨年に自由契約となっていたローズに、球団側は2月1日のキャンプインを再契約の交渉期限の目安としてきたが、この日に田口壮外野手の復帰が決まったこともあり、見切りをつける形となった。

 ローズは大リーグの複数球団を経て96年に近鉄に入団。01年にシーズン最多に並ぶ55本塁打を放つなど現役最多通算464本塁打を打ち、安打や打点など多くの外国人通算最多記録をマーク。07年からオリックスでプレーし、日本での通算成績は1674試合で打率2割8分6厘、1269打点。

 [2010年1月24日9時35分

 紙面から]ソーシャルブックマーク