<楽天4-5日本ハム>◇16日◇Kスタ宮城
らしからぬ所作だった。楽天先発岩隈久志投手(29)は2回にバント処理を誤り、3回にはマウンド上でバランスを崩し、日本ハム糸井に失投を本塁打された。「立ち直るのが遅かった。申し訳ない」。エースが序盤で5失点し楽天の借金ターンが決まった。
12球団全投手で、開幕からの通算投球回が130イニングを突破している選手は3人だけ。広島前田健、西武涌井、そして岩隈である。岩隈は防御率も2・55でリーグ2位だが、勝利数はこの3投手の中で最も少ない6勝で貯金1つ。エース格と投げ合う宿命とはいえ援護が遅れてしまう。前回10日の西武戦も、8回に出たルイーズの3ランで薄氷の白星だった。佐藤投手コーチは試合後、風呂場で岩隈と一緒になった。
佐藤コーチ
本当にうれしそうだったんだ。ああいう性格だから表向き何も言わないし、感情も出さないけどな。オレも1点差負けとか悔しかったけど。我慢、ってのはしんどいのよ。
完成されているはずの技術。繊細さを欠いた背景には心の蓄積疲労がある。17日に1度出場選手登録を外れる。右足痛の田中は復帰時期が不透明で、後半戦もかかる責任は重い。岩隈とて人の子。リセットの球宴休みとしたい。【宮下敬至】
[2010年7月17日8時36分
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