日本ハムの背番号「1」が来季、球団史上初めて空き番になることが14日、分かった。07年から今季まで森本が背負ってきたが、フリーエージェントで横浜に移籍。島田球団代表は「これからの背番号変更はないと思う」と、1番の一時凍結を示唆した。

 水面下で糸井への変更プランもあったが、森本の移籍話が決着する前で実現しなかった。「付けてもいい選手はいるけど、今回はタイミングが悪かった」と同代表。永久欠番の巨人以外、各球団の「1」はほぼ主力選手が着用し、来季に背負う選手がいなければ12球団唯一となる見通しだ。

 「1」の空き番は、日本ハムが球団運営を始めた74年以降は初めてで、前身の東映時代を含めても58年以来、53年ぶりの珍事だ。人気者の新庄、森本が着用しチームを活性化してきた背番号「1」が、来季は一時的に姿を消すことになりそうだ。

 [2010年12月15日10時45分

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