<日本ハム2-5ソフトバンク>◇16日◇札幌ドーム

 3連勝はならなかったが、日本ハム中田翔内野手(23)が攻守で光った。1回2死二塁の好機に、左前へ39打席ぶりの適時打を放つと、9回に今季18補殺目となる好返球で失点を防いだ。1死二、三塁で深めの左飛をつかみ、本塁へワンバウンド送球でタッチアップを狙った明石を刺した。シーズン18補殺は、89年西武平野謙以来23年ぶりで、球団でも東急時代の大下、東映時代のラドラに次ぐ3人目。「チームが勝つことが一番大事」と話す中田は不満げだったが、清水外野守備走塁コーチは「守備でしっかりと集中力を保ってくれている」と褒めたたえた。