巨人は27日、東京・大手町の球団事務所でドラフト前日のスカウト会議を行い、中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)を1位指名する方針を改めて確認した。運命の日を前にしても、涼しい顔で完封勝ちを収めた右腕への評価はさらに上昇した。他球団と競合した場合、クジを引くことになる原辰徳監督(52)は「意中の選手が競合にならずに、すんなりといってくれればいいですね」と一本釣りに期待を込めた。

 原監督は01年に寺原の争奪戦に敗れてからくじ引きで5連敗し、08年の高校生ドラフトでようやく大田の獲得に成功した。その時は、最後に残った1枚が当たりだった。「泰示(大田)の時は『残りものに福』だった。今回はどうなるかな」。くじ引きの順番は下位球団からで、セ3位の巨人は12球団の中で7番目となる。ライバルが現れた時は、今度は自らの手で“福”をつかみ取るつもりだ。