<SHIMMER>◇28日◇米イリノイ州、バーウインクラブ

 昼夜興行の夜の部で桜花由美(33)と水波綾(24)のWAVE所属選手同士による対決が実現した。

 桜花は昼の興行で現SHIMMERタッグ王者ニコル・マヒューズとのシングル戦で死闘を演じたが、疲れも見せずに顔面キックで先制。場内からは「ワンスモア」コールが起き、気をよくした桜花はもう一発顔面キックを放ちリクエストに応える余裕の立ち上がり。水波のダイビングギロチンは受けたが、ここぞという場面では相手のスピアーを誤爆させるなど、経験の差を見せつけた。

 桜花は日本では使っていないサクラドロップ☆レインボー(トップロープを飛び越えてのエルボードロップ)を決める。さらに自ら「秋のサンマ祭りINシカゴ」と命名したサンマドロップ(フライングボディーアタック)3連発。最後は顔面キックからの猛虎原爆固めで終止符を打った。

 桜花は「水波の成長を感じました。ギロチンで首がもげるかと思いましたよ。今回、これがSHIMMER最後の試合だったので、思い残すことのない試合ができました。楽しかったです」と振り返った。