白鵬不在の今場所、優勝争いの本命と期待される横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)が快勝。役力士では、かど番大関の2人とともに連勝発進となった。
相撲内容もいい。西前頭筆頭の嘉風(34=尾車)との一番は、立ち合いの鋭い踏み込みから一気に攻め込んだ。ここから嘉風が逆襲し、俵に足がかかるまで後退した。それでも前傾姿勢が崩れることなく反撃に転じ、機を見て嘉風の左腕を手繰り、相手の体勢を崩した。勝機を逃さず一気に押し倒した。
嘉風の押しに後退する場面にも、八角理事長(元横綱北勝海)は「俵に足がかかっても慌てなかった。下がっても余裕がある。足がキチッと決まっていたからね」と評価。日馬富士も「落ち着いてさばきました。無理して出ずに、自分の体勢を直してから攻めた」と始まったばかりとはいえ、精神的な充実ぶりを口にしていた。

