元ボクシングWBA世界ミドル級王者の竹原慎二(39)が8日、都内で行われた映画「タナトス」(城定秀夫監督、10日公開)の一般試写会で、暴力団との交際で芸能界を引退した島田紳助さんネタで観客と報道陣を笑わせた。映画で原作・原案を務めた竹原は、ボクシングを始める前に暴走族に所属しており「ボクシングをやっていなかったら、とんでもない人間になっていた」と話した。その上で、「広島に里帰りしたら、ヤクザの人が名刺くれて『何かあったら連絡しろ』と。そうなんなくて良かった」と笑った。

 そして、司会のなべやかんから「過去にすごいと思ったボクサーは?」と聞かれると「(日本人初の世界王者の)白井義男先生、ファイティング原田さん、具志堅用高さん、そしてBさん…。Aさんか?

 Aさんもすごいんです」と、島田さんの友人の元ボクシング世界王者渡辺二郎被告(恐喝未遂罪で実刑判決を受け上告中)の名を上げた。そして「今、話題のAさん。すごい記録を持ってます」と、同被告がスーパーフライ級で通算10度の防衛記録を持っていることを紹介したが「汗が出てきた。マスコミの人もいるから」と苦笑いした。