4月11日に創立20周年を迎えるエイベックス・エンタテインメントは30日、記念事業としてコンピ盤「20年200曲(仮)」の発売を発表した。同社が20年間で発表した作品の中から200曲を厳選し、ミックス形式で収録する。さらに、同盤をモチーフとした異色のテレビドラマ、テレビ朝日(関東地区のみ)「音女(おとめ)」(4月7日スタート、月~木曜深夜1時15分、初回から5月1日まで同23分)も放送。同社所属の鈴木亜美(26)らが順に主演女優を務める。

 90年代以降、日本の音楽シーンを先導してきたエイベックスのヒット曲が1つの作品になる。今夏発売予定のコンピ盤「20年200曲(仮)」は文字通り200のヒット曲を収録する予定。同社が20年間で発表した代表曲を網羅するもので、シングルとそれを収めたアルバムの出荷枚数の累計は約2億枚にも達するという。

 収録予定歌手は浜崎あゆみ、安室奈美恵、倖田来未らに加え、TRFやglobeといった小室哲哉ファミリーのメンバー。洋楽は「恋のマイアヒ」などが予定されている。CDは曲の一部を切り取ってつなぐミックス形式で、50曲ミックスCD×4枚セット(邦楽150曲+洋楽50曲)として発売される。

 一方、同時にこれらのヒット曲が映像化される。1日1話完結型の短編ドラマで放送時間は毎回2分。これを9月まで6カ月間、約100回にわたって放送するという。コンピ盤の収録曲から選んだ曲にスポットライトを当てる形で、1話ごと曲の世界観を描く。

 主演女優は同社に所属するアーティストや役者が務める予定。現時点で歌手の鈴木やTRFのYU-KI(41)misono(23)、女優中村ゆり(26)近野成美(19)らの出演が決定。

 スタート週の月~木曜4話に登場する鈴木は、初回の7日に相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」をテーマにしたドラマに主演。8日はELTの「またあした」、9日はhitomiの「LOVE2000」、10日はBoAの「Shine

 We

 Are!」を描く作品で演技することが決定し「20周年という節目で音楽と映像が融合した企画に参加できてうれしく思います」とコメントした。ドラマ放送後は、作品のパッケージ化やデジタル配信などマルチユース展開を図っていくという。