<天皇杯:山形2-0日本文理大>◇11日◇2回戦◇NDスタ

 J1山形が、日本文理大(大分代表)を2-0で下した。前半29分、MF赤星貴文(23)が移籍初ゴールとなる直接FK弾で先制。33分にはMF広瀬智靖(20)が頭で追加点を奪った。小林監督はサブ組の活躍を評価したが「グループ戦術が見られない」と苦言。17日のリーグ神戸戦に向け、勝ってかぶとの緒を締めた。また東北社会人1部の福島ユナイテッドFC(福島代表)は、J2C大阪を2-1で下す金星を挙げた。

 格下相手とはいえ、久々の完勝にスタンドが沸く。だが小林監督、モンテ戦士に笑顔はなかった。指揮官は「状況を見てやるというより『個人のやりたいことをやる』という気持ちが先行していたのが残念」と、語気を強めた。大目標のJ1残留を果たすため、組織力を徹底的に磨いてきたはずだった。それが、相手が待ち構える密集地帯へもドリブルで仕掛けるなど、判断ミスが相次いだ。

 「(相手のプレスがきつい)いい時間にいい形で得点したのは大きい」。リーグ戦でのスタメン再奪取を狙う広瀬らを指揮官は、褒めはした。だが、右サイドからゴール前へ走り込み頭で決めた広瀬は「得点は大きいですが、クロスとか雑に入れて…。全然ダメ」と反省するばかり。試合後、15分を超えるミーティングで指揮官は引き締めを図った。17日の神戸戦で真価が問われる。【山崎安昭】