元日本代表DFの相馬直樹氏(38)がJFL町田ゼルビアの来季監督に就任することが7日、分かった。Jリーグ準加盟の町田は今季いっぱいで戸塚哲也監督(48)との契約を解除。11年のJ2昇格をにらみ、Jリーグで指揮できるS級ライセンス保持者に絞って来季の監督を探していた。相馬氏は05年の引退後、解説者として活躍。今年はU-20日本代表のコーチも務めるなど、情熱あふれる理論派の指導者として高い評価を得ていた。また、同氏は98年W杯フランス大会代表選手で、W杯経験者として初の監督就任となる。

 町田は今季JFL4位以内でのJ2昇格を目指したが、スタジアム整備や観客動員の少なさで条件を満たさず。順位も6位に終わった。クラブの岡本純GMは「来年はJリーグに上がるために大事な年。JFLからJ2まで指導できる監督を、近く正式発表できると思う」と話した。