左太もも裏筋膜炎のG大阪MF遠藤保仁(30)が“無期限休養”する。15日は大阪・万博練習場で、午前中に1人で軽めのランニングをこなした。日本代表として出場した7日セルビア戦で負傷し、既に公式戦2試合を欠場。当初はリーグ東京戦(24日、万博)にも復帰予定だった。だが西野監督は「(復帰の)見通しは立てない。1週間は治療して、少しずつ動きながら(患部を)チェックする。予想以上に時間がかかる可能性はある」と明かした。

 遠藤はG大阪の宝であり、日本の宝でもある。W杯に万全を期すため、慎重に復帰時期を見極めていく方針。最近は疲労の蓄積が目立ってきており、まさしく本大会を見据えた西野監督の英断になる。5季ぶりの優勝を狙うリーグ戦でも、夏場以降に力を発揮するためには現時点の休養が不可欠。遠藤も「無理をしても仕方がない。慌てずにコンディションを上げていきたい」。順調なら5月1日のリーグ鹿島戦をメドに復帰する方向。4月は完全休養に充て、5月からW杯に向け本格的に動きだすことになりそうだ。【益子浩一】