日本代表MF長谷部誠(32)が所属するフランクフルトが来季の1部残留を決めた。1部・2部入れ替え戦・第2戦が23日(日本時間24日)に行われ、1部16位フランクフルトが1-0で2部3位ニュルンベルクに勝利。2戦合計2-1で残留を決めた。長谷部は守備的MFとしてフル出場し、古巣相手の勝利に貢献した。

 フランクフルト長谷部が攻守で勝利に貢献した。攻撃時には両サイドバックが上がるため、長谷部が2人のセンターバックの間に入って最終ラインからビルドアップ。守備では相手のカウンターを未然に防いだ。ボールタッチ(98回)、パス成功数(74回)はいずれも両軍最多。それでも古巣の昇格を阻止したとあって「2年前にニュルンベルクが降格したときに関わっていた一選手として、今はちょっと素直に他の選手みたいに喜べない」と複雑な表情だった。(鈴木智貴通信員)