<欧州リーグ:パルチザン1-3インテルミラノ>◇1次リーグH組◇8日◇ベオグラード

 DF長友佑都(26)のインテルミラノは敵地でパルチザン(セルビア)に快勝し、決勝トーナメント(T)進出を決めた。長友は先発も、後半は温存された。

 インテルミラノはストラマッチョーニ監督の采配がピタリと当たり、公式戦10連勝だ。「前半は抑えて、後半は攻勢に」。左サイドバックの長友は前半だけの出場で、代わりに投入したFWパラシオが2得点と、勝利を呼び込んだ。この日はエースのミリトらを温存。長友は同監督から「日曜日(セリエA)にエネルギーを残しておいてくれ」と言われての交代で「うまく選手を入れ替えて結果を残している」と納得顔だ。

 遠征先では2人部屋から1人部屋に“昇格”。公私に仲良しのFWカッサーノが「長友はバリバリの主力なんだから1人部屋に」と上層部に進言してくれたという。「でも彼(カッサーノ)は隣の部屋にいるけど」と照れくさそうに明かした。(波平千種通信員)