第89回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に65回連続で出場する日体大が12日、横浜市内の健志台キャンパスで練習を公開した。

 前回大会は日体大史上初めて、たすきがつながらず(9区)史上ワーストの19位と撃沈。その後は、練習でも私生活でも「基本に戻る」をテーマにチームを立て直した。「前回は私の甘さがあった。起床時間や掃除まで徹底させ練習以外で大きく変えました」と別府健至監督(46)。

 チームは1万メートルで28分台の記録を持つ服部翔大主将、本田匠、矢野圭吾の「3年生コンビ」に4年生が刺激を受ける形で成長し、予選会はトップ通過、11月の全日本選抜駅伝は4位と手応え十分。矢野は「前回の悔しさをしっかり胸に刻んで走りたい。チームの中心選手として、自分の走りが結果に直結することを自覚して走る」と力強く話した。