2004年アテネ五輪の金メダリストら5人がドーピング違反で失格になる可能性があることが27日、分かった。国際オリンピック委員会(IOC)のリュンクビスト医事委員長が、同五輪の検体を再検査した結果、新たな違反が見つかり近く聴聞会が開かれるとAP通信に語った。

 報道などによると、5人は陸上で男子砲丸投げ1位のユーリー・ビロノク(ウクライナ)同ハンマー投げ2位のイワン・チホン(ベラルーシ)女子砲丸投げ3位のスベトラーナ・クリベリョワ(ロシア)同円盤投げ3位のイリーナ・ヤチェンコ(ベラルーシ)重量挙げ男子77キロ級3位のオレク・ペレペチェノフ(ロシア)。

 IOCは検体を8年間保存し、当時は検出できなかった禁止薬物を再検査している。アテネ五輪分は約100検体を再検査した。