フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、フランス杯は21日にフランスのボルドーで開幕する。20日は公式練習が行われ、10月の第1戦、スケートアメリカに続く優勝を狙う町田樹(関大)はフリーで使用するベートーベンの「交響曲第9番」をかけて調整した。「体の状態は悪くない」と好調をアピールした。

 会場設営が間に合わず、練習開始が予定より少し遅れたが、落ち着いた表情でジャンプやステップを確認。「たばこの吸い殻やごみが落ちていた」と不満も漏らしたが「氷の質は問題ない」と強調した。21日(日本時間22日未明)のショートプログラム(SP)に向け「自分の演技に集中したい。しっかり優勝し、ボルドーワインで祝杯を挙げたい」と意気込んだ。

 町田は3位以内に入れば、シリーズの上位6選手で争われるファイナル(12月・バルセロナ)進出を自力で決められる。