ソフトバンクは首位を快走しているものの、7月に入って2勝5敗。7試合で3度の完封負けを喫するなど7試合で12得点と打線が低調。日刊スポーツ評論家の浜名千広氏(54)は、球宴後のラストスパートも見据え、得点力の改善が見られない場合は「クリーンアップの再構築」を提案した。正念場の8月戦線。4年ぶりのV奪回を目指す小久保ホークスにとって打撃復調が大きなカギを握る。【構成・佐竹英治】
◇ ◇ ◇
-ソフトバンクは2位ロッテに8ゲーム差。投打に安定した戦いでシーズンを折り返したが7月は2勝5敗。少しばかり打線のつながり、勢いが気になる
浜名 対戦する先発投手が6月30日の日本ハム加藤貴から8戦連続して左腕ということもあるのだろうが、打線の得点力が下がっているのは確か。その内、3試合で完封負けを喫している。球宴まで残り9試合。12日からの日本ハム3連戦(エスコンフィールド)からの打撃状況など、戦い方も見守らないといけないが、このまま低調が続くとなれば、少し考えないといけないかもしれない。
-打線の改造となると
浜名 やっぱり主軸ですね。少しは変えてもいいのかなと思います。3番栗原、4番山川、5番近藤のクリーンアップです。並びも含めて、固定しなくてもいいんじゃないかと思います。対戦投手との相性や、対戦時の選手コンディションなど、いろんな要素を考えながらになると思う。例えば、4番近藤、5番山川と入れ替えてもいいし、5番中村晃があってもいいと思う。3番に近藤を持っていって、5番に栗原を置くとかもあるのかなと。場合によっては山川を6、7番まで下げてもいいと思う。
-開幕から不動の4番だった山川を動かしてもいいということか
浜名 打線の復調が見られないという条件はつきますが、実際、ここに来て打線は点が取れていない。10日のオリックス戦(京セラドーム)では相手先発が宮城ということもあって相性のいい今宮を1番起用。3安打を放った。これまでの周東との1、2番コンビを入れ替えて何とか出塁率を上げようということだった。山川はこの試合で6試合ぶりに14号ソロを放ったが、打線の流れは決してよくない。
-山川も小久保監督に「4番打者」としての気持ちの持ち方などを聞いたりしていたが
浜名 山川も必死に結果で応えようとしているだろう。その姿は伝わってくる。移籍1年目で、自分にかかる期待の大きさは痛いほど感じ取っているはず。だからこそ、精神的にも4番の重圧から解放してやるのも1つの手なのかなと思う。好転のきっかけになるかもしれない。球宴が終われば、厳しい正念場の夏を迎える。暑い時期は打線が打って勝たないと。そのためには4番山川を含め「クリーンアップ」を柔軟に動かすことも必要になってくるのではないかと感じている。




