オンライン応援を考える-。新型コロナウイルスの影響で開幕が延期されているプロ野球は、感染拡大防止のために無観客試合でシーズンを進めていく公算が大きくなった。球場での観戦を心待ちにしていたファンの気持ちを考えれば、残念でならない。しかし、落ち込んでいても現状は変わらない。非常事態の中で、最大限に楽しむ方法を考えたい。
先日、自粛生活の中で友人とオンライン飲み会を開いた。使用したのは、阪神もコロナ対策として取材時に導入しているウェブ会議ソフト「Zoom」。遠隔地の参加者はカメラとマイクを通じ、コミュニケーションをとることができる。最大1000人の同時接続が可能で、画面の背景などを変更できる機能もある。感染防止による外出制限によって、同ソフトの利用者は世界中で激増。昨年末の約1000万人から、4月には約3億人に到達したという報道もある。
無観客でシーズンが開幕しても、オンライン上が客席となる。少人数でテレビやネットの中継を見るのは寂しいが、オンラインならば画面を介して通じ合える。近所迷惑に気をつけながら、一緒にメガホンをたたいて応援歌を歌うもよし。プレーの是非を問う即席討論会や継投、代打などの采配予想をするもよし。ラッキーセブン、画面越しにジェット風船を飛ばし合うのも自宅ならばいいのではないか。いつもの応援スタイルに着替えて画面背景を球場に設定すれば…。限られた条件の中で、楽しむことができるかもしれない。
最近ではアイドルや芸人がファンとオンライン交流会を開く例もあった。いつもは放送席に座っているプロ野球解説者との、オンライン観戦会などが開かれるかもしれない。球場が満員で埋まる日が来ることを切に願いながら、今は家で応援しよう。楽しみ方はきっとある。【阪神担当 奥田隼人】




