青森県内ただ1人の女子部員、佐々木桃子(弘前東3年)が、開会式入場行進の先頭を歩く誘導の大役を務めた。168センチの長身で手を大きく振り、堂々たる行進ぶり。

 弘前東では左腕投手として練習に励んだ。男子と一緒のランニングやトレーニングは「つらかった」という。女子は公式戦には出場できないが、練習試合では20回ほど登板。男子が毎回失点する中で、1イニングをぴしゃり抑えたこともある。将来は大学に進んで女子野球の道を目指す。「3年間を振り返りながら行進した。楽しく、やり切った。あとはチームの応援で声を出します」と笑顔で話した。