星槎国際湘南が創部初の4強入りを果たした。

 「ドクターK」石橋颯太投手(3年)が登板機会4試合連続で2ケタ三振を奪った。一柳大地投手(2年)にマウンドを譲る8回途中まで、毎回の12三振を奪う快投。変化球はスライダーを軸に、右打者にはチェンジアップを投じ空振りを奪った。「1球1球丁寧に投げた。春、金沢に負けているからうれしい」と涙ものぞかせた。

 桐蔭学園時代に巨人高橋由伸監督らを育てた土屋恵三郎監督は「5回にカツを入れたんだよ。『もっと気合入れていかないと(4回戦で破った)Y校に失礼だろ!』 って」とスタンドで応援する横浜商の選手の気持ちを代弁し、一挙4点を奪った8回の攻撃へ導いた。準決勝は横浜が相手。「チャレンジしたい。監督は頭を使って、選手を思いきりグラウンドで動かしたい」と言った。