浜松工のエース杉田蒼希主将(3年)の夏は、あっけなく終わった。先発するも、相手打線につかまり3失点。2アウトしか奪えずに降板した。

「ブルペンでは調子が良かったのですが、マウンド上で力みが出て、球が指にひっかかった。1回もたず、情けなかった」と肩を落とした。その後は、仲間を信じてベンチから声を出し続けたが、思いは届かなかった。「結果は3点差だったので、初回の失点がなければ…」と悔やんだ。卒業後は進学を希望。「最終的にはプロ入りが目標ですが、まだ実力がないので、大学で鍛えたい」と話した。