静岡市立・金子大悟主将(3年)の一振りで、口火を切った。

初回1死一塁、金子は内角の直球を迷わずに振り抜いた。芯で捉えた打球は、右翼スタンド中段に突き刺さる先制の2ラン。推定120メートルの特大アーチで流れを呼び込んだ。「会心の当たりでした」と笑顔。チームは勢いづき、打線が爆発。3回に3点を追加すると、5回には打者11人の猛攻で7得点。5回コールドの大勝で2年ぶりの8強入りを決めた。次戦は昨夏準Vの駿河総合と対する。金子は「次も勝てるように頑張ります」とチームの思いを代弁した。