聖隷クリストファーは主砲の一振りで、7年ぶり8強を決めた。

5回表に同点とし、なおも2死満塁。この試合で4番に抜てきされた大橋琉也捕手(3年)が打席に入った。2、3回戦では6番で無安打。「初心に戻って、来た球を素直に打とうと思った」。初球を捉え、右中間に走者一掃の3点適時三塁打を放った。7回9安打2失点と粘ったエース城西裕太(3年)の力投に応えた。「結果も出ていない中で4番に置いてもらい、城西も踏ん張っていた。何とか自分の1本で勝たせたかった。ワンチャンスをものにできて良かった」と笑顔を見せた。