城南静岡が浜松日体を2-1の逆転で退け、秋の県大会初勝利を挙げた。エース中込皇絆(こうき、1年)が1失点完投。立役者となった。
2年連続のセンバツ出場を目指す常葉大菊川は、科学技術に10-0の5回コールド勝ち。沼津東は磐田南を5-0で下した。10日は、県内5球場で2回戦の残り12試合が行われる。
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城南静岡のエース中込が期待に応えた。初戦で先発を任され、9回4安打1失点完投。122球の好投で、勝利を呼び込んだ。本人は「1点の取られ方が良くない。なくしたい」と、先頭に三塁打を許して1点を失った4回を反省。満面の笑みとはいかなかったが、08年の創部以来初となる秋の県1勝をもたらした。
尻上がりに調子を上げた。「なかなか打線がつながらず、これ以上の失点はまずい」。5回以降はギアを上げ、無安打に抑えた。最速は120キロ台後半も、変化球を効果的に織り交ぜて相手打線を黙らせる。6回に、美濃部晴喜内野手(1年)の勝ち越し打などで奪ったリードを守った。
今夏1回戦の浜松商戦(3●7)でも先発。しかし、7回6失点で降板した。大会後は「球の質向上」をテーマに練習。ラインの入ったボールを使い、回転を意識して投げ込んできた。迎えた秋。先月23日の予選・静岡市立戦(5○4)では8回に2失点も、この日は終盤もキレは衰えなかった。「今日は後半も打たれなかった。(球の質は)良くなってきていると思う」と手応えをつかんだ。
連戦となる10日の2回戦では、今春の東海王者・加藤学園に挑む。中込は「打撃力のあるチームだけど、粘り強く投げたい」と気合を入れなおした。【前田和哉】

