3年連続27度目のセンバツ出場の広陵(広島)は、中井哲之監督(61)が8日の組み合わせ抽選会で示唆していた木製バット使用の可能性について「使わないですね、多分」と話した。

「使いたいって言ったら使わすかもしれないですけど、ちょっと難しい」。同校の練習では木製バットを使用しており、今月、センバツを見据えた練習試合でも3番の土居湊大(そうた)内野手(3年)と4番で主将の只石貫太捕手(3年)が監督の提案で木製を使った。昨秋から指揮官には実戦で使用する構想があったが「神宮大会が終わって考えましたけど、今の時点じゃまだ早い。木製の利点もあるんでしょうけど。(今月)2人が(木製バットで)打って、後に引ける雰囲気じゃなくなって、皆さんに乗せられましたね(笑い)」と時期尚早の判断を下した。

今春から、高校野球は新基準の低反発バットを導入。ルール上は木製バット使用は可能だが、選手の経済事情も気にかけた。「試合と練習を重ねると確率的には金属」と語り「(木製)バットは1本2万円ですからね、練習から使いこなして試合ですからね」。打者の技術レベルが上がれば、木製を使う選手も出現するかもしれないが、今はまだそのときではないとの判断だ。「金属バットは高くても寿命はまだまだ持ちますので。3万6000円しますけど」と、春夏通算38勝の指揮官は笑いを誘った。悩んだ末、低反発バットで高知との初戦に臨むことになりそうだ。【中島麗】

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