崇徳が甲子園で初めてDH解除を行った。

延長タイブレークの10回。先発の徳丸凜空投手(3年)が3点の勝ち越しを許すと投手が渡部海斗投手(2年)に交代。ただ、徳丸はそのまま右翼守備に就き、8番DHだった大深琉が退いた。徳丸は「8番右翼」となり、DHが解除される形となった。そして、右翼に入っていた9番打者に投手の渡部が入った。

その後徳丸は再登板。ただ、DHは一度消滅すると復活はできず。そのため、「8番投手」で徳丸、「9番投手」に代わって右翼手が入った。

試合後、藤本誠監督(46)はDH解除したあとの再登板について「そういう練習をしてきた。準備はずっとしてきた」と説明。徳丸も「DH解除は練習していた。想定していました」と気に留めなかった。

DH制は今春から導入。プロではめったにない解除されるケースが高校野球ではセンバツ初日から発生した。

▽崇徳大深(8番DHで1安打)「自分は守備に課題があるので、春の出場は正直ないと思っていました。でもDH制度ができてからチャンスだと心の中で思っていました。DH制は自分に適していると思います」

◆DH制とは 投手の代わりに打席に立つ打者をあらかじめ指定できる制度。試合開始時に指名されたDHは少なくとも1度は打席を完了しなければ交代できず、いわゆる“当て馬”での起用は認められていない。代打や代走を出した場合は、交代した選手が新たなDHの役割を引き継ぐ。高校では今センバツから採用される。試合前に提出するオーダー表に指名打者と打順を明記し、本部、相手チーム、審判委員に正確に申告する必要がある。申告を怠ると、その試合ではDHを使用できない。また、試合途中から使うことはできない。

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