<高校野球青森大会:五所川原工7-0松風塾>◇13日◇2回戦
五所川原工の右下手投げのエース竹鼻瞭(3年)が、松風塾を相手に7回参考記録のノーヒットノーランを達成した。先頭の打者を三失で出しただけで、無四球8奪三振の快投。試合は7-0で7回“サヨナラ”でコールド勝ちした。
エラーの走者も二ゴロ併殺に打ち取り結局、打者3人ずつ、計21アウトを78球で取った。緩急自在に直球とスライダーをコーナーに投げ分け、相手打線に的を絞らせない。参考記録扱いにも、竹鼻は「四球を出さず、守備のリズムを乱さなかったのが良かった」と意に介さなかった。
もともとは上手投げだった。1年の夏、神幸久監督(46)の指示で横手投げに変えた。同学年に竹鼻より球の速い右本格派がおり、タイプの違う2枚をつくるためだった。しかし慣れない投げ方に悪戦苦闘。フォームが固まったのは一冬越した昨年春だった。同6月には、六戸との練習試合で9回ノーヒットノーランを達成した。
現在の下手投げには、つい1カ月前、本人の意向で変えた。「この方がしっくりくる。腰の負担は増えるが、冬に走り込んだので大丈夫」。その後、鷹巣(秋田)との練習試合で完封するなど、すっかり板についてきた。神監督は「練習熱心。腕も長いので、いい下手投げになった」という。
すべてはチームのため。エースのフォア・ザ・チームの投球が、7回無安打につながり、夏のスタートダッシュに弾みをつけた。【北村宏平】

