<高校野球長野大会:松商学園3-2佐久長聖>◇20日◇決勝

 スローガン通りの「王者復権」だ。松商学園(長野)が佐久長聖を3-2で逆転で下し、全国最多となる2年連続、35度目の頂点に立った。前日(19日)、北海(南北海道)が34度目の甲子園出場を決め、最多出場回数で並んだ。それを知ったエース林哲也(3年)がチームの士気を高めた。「肩を並べられたぞ。全国最多出場で甲子園に行って頂点に立とうぜ!」。

 2回に佐久長聖に先制を許したが、準々決勝、準決勝を1点差でものにした勢いはそのままだった。この日は不振だった5番大久保洋輝三塁手(3年)が決めた。1-1で迎えた7回表2死一、三塁から右翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。開幕から5試合で2割2分2厘と波に乗れていなかったが試合前、小尾淳美監督(45)がキーマンに挙げていた。大久保は「考えすぎて自分のスイングができていなかった。今日は思い切りいけました」。使い続けてくれた指揮官に応える一打を振り返った。

 投げては連投の林が9回裏2死一、二塁のサヨナラのピンチをしのぎ、単独での全国最多出場を1日で奪回。学校創立110周年に花を添えた。昨年も甲子園のマウンドに上った林は「バックを信頼して、全力投球で行きます」と意気込みを語った。【横山元保】