<高校野球山形大会:酒田南6-2羽黒>◇23日◇決勝

 酒田南の打線が土砂降りの中で爆発した。羽黒を6-2で破り、3年ぶり8回目の甲子園出場を果たした。晴天で試合は始まったが、4回から大雨。ボールが滑って制球を乱した相手投手に、二塁打2本を含む3連打で2点。5回には2連続四球の後、4番の西凌太(3年)が2試合連続となる右越えの3ランを放ち、6-0と突き放した。西は「練習でも打ったことない、いい打球でした」と満面の笑み。

 この日も投打がかみ合った。先発の左腕安井亮輔(2年)が6回まで無安打の9回3安打完投。今大会3登板で計21回を投げ、防御率は0・86。四死球はわずか4の安定ぶりだった。右腕小山貴史(3年)との2本柱で、県大会優勝に導いた。甲子園では、酒田南としては初の3回戦突破を目指す。