今季ロッテでプレーした元阪神柴田講平外野手(31)が現役を引退することが10日、分かった。西宮市の阪神球団事務所を訪れ「引退のあいさつをしてきました」と語った。

 俊足とシュアな打撃を買われ、08年阪神ドラフト2位で入団。11年に104試合に出場して外野の一角をつかむなど8年間プレーした後、昨年オフに戦力外で退団した。その後、12球団合同トライアウトを受験してロッテに入団。だが出場17試合で、自身2度目の戦力外通告を受けた。9年間の成績は294試合で打率2割3分、2本塁打、22打点、16盗塁。今後は阪神に復帰し、球団が設立準備を進める青少年の育成を目的とした野球アカデミーのスタッフとして、振興に努めていく。