プロ野球の現役オーナーが、初めてZOZOの球界参入について見解を語った。オリックス宮内義彦オーナー(82)が8月31日、BSジャパンの「日経モーニングプラス」に出演。スタートトゥデイの前沢友作社長(42)が「プロ野球球団を持ちたい」と表明した件について「そういうところに関心を持つ方が出てくるのは当然かなと。プロ野球の世界もこれまでたくさん買収なんかありましたので、そういうことが今後ないとはいえないと思う」と語った。

宮内オーナーは経済ニュースを扱う番組で、企業統治や規制改革などについてビジネスマンとして持論を展開した。その後、八木ひとみキャスターが、野球ファンとしての個人的な興味として、前沢社長の球界参入について尋ねた。

宮内オーナーは、まず「やはり日本と欧米では違う。欧米ではプロスポーツが大産業となっている。日本はそこまでいかないで、企業の宣伝媒体としてものすごくいいものだとして捉えられている。おそらく日本も将来はスポーツビジネスが大きな事業になると思う」とスポーツ産業の将来性を語った。

その後、核心について答えた。「そういうところに関心を持つ方が出てくるのは当然かなと。プロ野球の世界もこれまでたくさん買収なんかありましたので、そういうことが今後ないとはいえないと思う」と見通しを語った。球団名などには言及しなかった。

宮内オーナーは1988年(昭63)10月19日に阪急からの球団買収を発表した。04年11月には近鉄と球団を合併。現在まで30年間、一貫してオーナー職を務めている。