中日堂上直倫内野手(30)が25日、ナゴヤ球場で現状維持の推定3000万円で契約を更改した。

今季は74試合に出場したが、先発出場は6試合だけ。代打、守備固めでの出場が目立った。「スタメンで出場するために昨年オフからやってきて、悔しかった」と唇をかんだ。

今秋のナゴヤ球場での秋季キャンプでは、村上新打撃コーチらの指導のもと、1日かけて2000スイングの打撃練習を敢行。「勉強することがたくさんあった。真っすぐ飛ばせるように、しっかり教えてもらった。自分でもわかるくらい飛距離が伸びた。しっくりしたので、来季が楽しみ」と、充実の秋季キャンプを振り返った。

06年の高校生ドラフト1位で中日入団。遊撃手をメインに、16年にはレギュラーをつかんだ。しかし17年に加入した京田に譲り渡すことに。入団時の背番号1も、友永を経て来季は京田がつける。こだわりの守備位置を聞かれると「ショートです」ときっぱり。ドラフト1位の大阪桐蔭・根尾昂内野手(18)も二刀流に決別し、遊撃1本を宣言する。「大変ですけど、楽しんでやりたい」。プロ入り13年目の来季は反攻の1年にするつもりだ。