巨人の育成選手合同練習が16日、川崎市のジャイアンツ球場でスタートした。

外国人選手、リハビリ、体調不良の選手をのぞく、育成17選手が参加した。

関学大準硬式野球部出身で3年目右腕の坂本工宜投手(24)は、初日からブルペンで47球を投げ込んだ。座った捕手へ変化球も交えて腕を振った。「あまり調子は良くなかったですが、しっかり準備してきたので初日から飛ばしました」と笑顔で振り返った。

自主トレは兵庫・西宮市にある野球専門施設「ベースボールメディカルセンター」で行った。動作解析でフォームを見直し、力強いボールを追い求めた。ブルペンでの投球はこの日で今年3度目。1日に120球を投げた日もあり、順調に調整を進めてきた。

昨季はイースタン・リーグで23試合に登板し、3勝4敗、防御率4・85。先発、リリーフ問わず1年間投げきった。昨秋キャンプでは実戦3試合で6回無失点。支配下登録への期待が高まっている右腕は「今までよりはるかに気合が入っています。今年は絶対に支配下登録をつかむということを目標に、1年間戦力として戦える存在になりたい。もう戦いは始まっていると思うので、1日1日を大事にしていきたい」と力強く意気込んだ。