北條が先発藤浪の黒星を消す、同点弾を放った。

1点を追う5回1死。中日先発左腕ロメロの高め140キロ直球を振り抜いた。打球は大歓声に包まれ、左翼席ギリギリに飛び込む同点の3号ソロとなった。

「1打席目(二飛)がかなり悔しい打席となってしまったので、何とかしたいという思いでした。追い込まれていたし、食らいついていった結果がホームランとなってくれて良かったです」

この日の先発は299日ぶりの1軍登板となった藤浪。制球に苦しみ、球数が増え、5回途中1失点ながら102球で降板した。同学年北條の1発で試合は振り出しに戻り、藤浪の負けもなくなった。