ぶ・ち・や・ぶ・れ。巨人岡本和真内野手が強靱(きょうじん)すぎる肉体を鍛え上げる。6日から始まる秋季キャンプに向け5日、宮崎入り。

薄めのストライプが入ったダークグレーのスーツ姿で「帰るときにはこのスーツが破れるぐらいの練習をしたい」とニヤリ。70センチに迫る太もも、優に100センチを超えるヒップをさらにパワーアップさせる。

今キャンプは野手キャプテンに指名され、リーダーシップも期待される。声を出して引っ張るタイプではなく、背中で姿勢で鼓舞する。今季は主に4番に座り、自己最多の31本塁打で2年連続の30本塁打をクリア。CS、日本シリーズでもアーチをぶち込み、存在感は日に日に増す。「満足したら終わり。もっと、もっと。まだ、まだ。そういう気持ちが強い」と日本一を逃した悔しさを糧にする。

昨年12月のヤナセ賞の授賞式でハプニングが発生した。フォトセッションで運転席に座ろうとしたときに、スーツのお尻が張り裂けた。当時は「下半身のトレーニングをしているので、その成果が出た」と胸を張った。新調したスーツも、すでにパツパツ感が漂う。こうなったら2年連続で…。体をいじめ抜き、鍛える秋。ふ・り・ま・く・る。【為田聡史】