阪神近本光司外野手は盗塁でのヘッドスライディングを封印し「最速のスライディング」を追求する。1日最低5本と決めて個別で取り組むスライディング練習。

その1本目で、今キャンプ初めてヘッドスライディングを試みたが、苦笑い。「うまくできれば盗塁はヘッドの方が僕は早いと思うのでやってみたんですけど、うまくなかったので止めました。封印です」。

今年は36盗塁で盗塁王。ただ「スライディングで5個くらいアウトになっていた。その5個をどうセーフにするか」と語り、キャンプは減速防止がテーマの1つ。自分にある「最速」をけがなく求めるため、芝生の上に散水し、固定しないベースを使って特訓中だ。筒井外野守備走塁コーチは「ためらうことなく滑れる状況なら、体で最速のスピードを覚えていける」と説明し、近本も「自分でいい形というのが何個か出てきている」と手応えをつかんでいた。