ソフトバンク福田秀平外野手はうれしい悲鳴をあげた。午前中にヤクルト、午後からはロッテと2つの交渉場所をハシゴし、ともに高評価を受けた。

「高い評価をいただいてすごくうれしかった」と笑顔を見せたが、3日には西武、中日とも交渉し、これで4球団目。どの球団も予想以上の条件だったようで、高評価を受ければ受けるほど悩みも増す様子。「本当に悩みます。ありがたい悩みですけど、クジで決めてくれませんかね」と、ジョーク交じりにため息をついた。

各球団とも4年4億円(推定)は提示している模様で「争奪戦」は過熱している。ロッテからは福田個人の詳しいゲームデータも示された。「(数字を)調べていただいて、本当にうれしい」と驚いた様子だった。「レギュラー獲り」の最大の目標があるだけに「どこに行ってもやることは同じ。強い意志を持って野球をするだけ」と、交渉後はヤフオクドームで約2時間、トレーニングに汗を流した。

18日以降に楽天との交渉を調整中。ホークスを含め6球団からの「最終選択」に、さらに悩みの日々が続きそうだ。