オリックスが今年のドラフトで獲得した新人13選手の入団会見が、大阪市内で行われた。高校生8人の獲得が最多なら、育成選手8人の獲得も最多で、にぎやかな会見に。湊球団社長、西村監督が見守る前で、1人1人がプロへの船出への決意表明を行った。

高校日本代表の看板投手でもあった最速149キロ左腕のドラフト1位、興南・宮城大弥(18)は「各球団の4番、クリーンアップを抑えることが目標」ときっぱり。エース山岡の背番号だった13番を譲り受け「球界を代表される方なので」と13番の重みを受け止めながらも「13番といえば宮城、と言われるようになります!」と力強く語った。

ドラフト2位の大型内野手、駿河総合・紅林弘太郎(17)は「巨人の坂本選手があこがれでした。パでは千賀投手、セでは菅野投手と対戦してみたい」とソフトバンク、巨人のエースとの対決を心待ちにした。

13人の新星に向かい、西村監督は「遠慮はいけない。力を発揮できない」とまずは金言を贈り、会場に詰めかけたファンには「まずは勝つこと。勝ってファンの方々に喜んでいただきたい」と約束した。