楽天辛島航投手(29)が17日、仙台市内の球団事務所で1200万円増の推定年俸6200万円で契約更改した。

11年目の今季は開幕ローテ入りし、8月は中継ぎに回った。第2先発やワンポイントリリーフも経験。27試合(先発18)に登板し自己最多、チームトップの9勝(6敗)2ホールド、防御率4・14をマークした。

「前半戦はいい感じである程度先発としての役割は果たせたと自分の中では思っている。でも、夏から思うようにいかなかったことは課題なので反省しないといけない」とシーズンを振り返った。救援での経験に「(負担は)大きいと感じた。先発で5、6回を投げてリードを守るより、途中から3イニングリードを守るのは違う」と体感したからこそ分かる大変さを口にした。

また、第2先発、ロングリリーフをこなす投手への評価について球団へ意見した。「評価の仕方は難しい。先発は6、7回投げて(評価が)70点、80点だとしたら、ショートイニングの投手は3回を投げたら100点。でも結局3回しか投げていないという見方もできる。その辺を球団としてもそれをやるとなったら、(役割を)全うしたら100満点ですよ、という評価をしてくれたら。勝ちもつかないわけですし、それを明確にしてくれるとありがたい、という話はしました」と持論を示した。(金額は推定)