ヤクルトは2日、井野卓捕手(36)が、今季限りで現役を引退すると発表した。

「プロ野球生活15年、東京ヤクルトスワローズには6年間お世話になり、かけがえのない時間を過ごす事ができました。特にスワローズでは、試合にもたくさん使っていただき、貴重な経験をさせていただきました。スワローズファンの皆さまに自分の応援歌を作っていただけた事が、すごくうれしく大切な思い出の1つです。多くの方々に支えていただき、15年間のプロ野球生活を過ごすことができました。本当に感謝しかありません。ありがとうございました」とコメントした。

井野は05年大学・社会人ドラフト7巡目で東北福祉大から楽天入り。12年11月にトレードで巨人に移籍した。14年に自由契約となり、ヤクルトに加入した。通算148試合に出場し、打率1割4分2厘。

今季は捕手陣にケガが相次ぐ中、開幕から1軍で32試合に出場。抑え捕手としても存在感を示していた。

1日のイースタン・リーグ日本ハム戦(鎌ケ谷)に8回から出場し、試合後にチームメートから胴上げされた。