巨人の連勝が8でストップした。息の詰まるような投手戦だった。巨人先発山口俊投手(33)が8回1死までノーヒットピッチングを披露。だが、1球に泣いた。8回1死、バットを短く持った広島野間にシュート回転した149キロ直球を右翼席に運ばれた。スタンドインを見届けた山口は顔をしかめ、腰に右手を置いて悔しがった。

打線は広島九里亜蓮に苦戦を強いられた。立ち上がりの松原、ウィーラーの1、2番コンビで放った以外の連打はなし。8回には安打と四球で2死一、二塁のチャンスをつくるも、九里に変わってワンポイントで登板した左腕バードに丸が右邪飛に打ち取られた。

チームは19日阪神戦(甲子園)から破竹の8連勝。一時は8ゲーム差を付けられた首位阪神を猛追してきた。

◆巨人の8連勝

19日阪神戦 6-2

20日阪神戦 2-1

22日DeNA戦 6-1

23日DeNA戦 4-2

25日ヤクルト戦 7-1

26日ヤクルト戦 10-3

27日ヤクルト戦 5-2

29日広島戦 11-8