楽天田中将大投手(32)が7回103球4安打1失点で4勝目の権利を持って降板した。

出ばなをくじかれた。1回2死の場面で同学年の柳田と8年ぶりの対決。初球の内角スライダーを捉えられ、右翼席へ運ばれた。打たれた瞬間、打球から目を背け、眉間にしわを寄せた。ソフトバンクには通算6本目、07年9月6日の松田以来14年ぶりの1発を許した。

それでも味方の援護もあり、2回以降は立て直した。140キロ前後のスプリットと130キロ前半のスプリットチェンジを組み合わせ、タイミングをずらした。2~7回は単打3本のみで無失点。今季最多の6得点をもらい、炭谷と2度目のバッテリーで危なげない投球を見せた。

ソフトバンクには10年8月以降12戦負けなしの8連勝中。6月23日西武戦以来の4勝目の権利をつかみ、前半戦ラスト登板を終えた。