これが虎の土壇場力や! 今季レギューラーシーズン最後の「伝統の一戦」は息詰まる投手戦が続いた。0-0の9回2死、あと1死で阪神の勝ちがなくなる場面で、板山祐太郎外野手(27)が決勝の適時二塁打。代走で途中出場した伏兵の3年ぶりの打点で巨人に競り勝った。引き分けた首位ヤクルトのマジックは7。逆転Vの望みをつなぐには勝ち続けるしかない阪神にとって、意味のある1勝だ。

◆板山祐太郎(いたやま・ゆうたろう)1994年(平6)3月27日生まれ、神奈川県出身。成立学園-亜大を経て15年ドラフト6位で阪神入団。16年4月22日広島戦で1軍初出場。180センチ、80キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸800万円。