変化を恐れず、常勝軍団を作る。ヤクルトが来季、コーチ陣の入れ替えを敢行することが27日、分かった。1軍野手総合コーチに松元ユウイチ1軍打撃コーチ(40)を起用。松元コーチが務めたポジションには大松尚逸2軍打撃コーチ(39)が昇格する見込みだ。

宮出ヘッドコーチは2軍打撃コーチとなり、若手を鍛えて、戦力の底上げを図る。また、今季日本ハムで2軍内野守備総合コーチを務めた、球団OBの城石憲之氏(48)を2軍野手総合コーチに招聘(しょうへい)。10年から14年までコーチを務めて以来の復帰となる。コーチ陣は正式に契約を結んだ後、発表される予定だ。

今季チーム142本塁打はリーグ2位、625得点は12球団トップ。圧倒的な打力でリーグ優勝、日本一に輝いた。一方で、控え選手の層は薄い現状で、若手の台頭は必須。首脳陣をテコ入れし、チーム内へさらなる刺激と競争を促す。日本一を達成し、高津監督は連覇へ向け「さらに1歩とは言わなくても、半歩、階段を1段上れるように努力していくことが一番」と決意表明。チームの飛躍へ向け、さらに突き進んでいく。